A群の分類と特徴

悩む

パーソナリティ障害は周囲の人に奇妙で極端な印象を与えるものです。しかも患者本人の行動によって実質的な被害をこうむる人も多い病気で、性格的な問題があるとみなされがちです。そのため慎重に治療を行なわなければなりません。もし周囲の人の行動に悩まされている、本人がいつも同じパターンで問題を起こしてしまうと悩んでいるなら、パーソナリティ障害の分類を細かく確かめてみるのも一つの方法です。

A群の分類は奇妙かつ変わった極端な行動ということになっています。それには妄想性パーソナリティ障害、統合失調質パーソナリティ障害、統合失調型パーソナリティ障害があります。妄想性の場合は他人に対する懐疑心が強く、信用しない型の行動パターンをもっています。相手に対して猜疑心が強く、そう信じて相手に接するため、周囲の人は患者がとっている行動が理解できません。猜疑心が強くなった結果法的手段に訴えるという行動パターンもあります。
つぎに統合失調質と統合失調型がありますが、どちらも社会的、感情的な孤立がみられます。統合失調質パーソナリティ障害の方は理論的な思考に没頭する傾向があり、空想が自分の感情や行動を守る手段だとおもっています。統合失調型パーソナリティ障害の方は統合失調症に似ているためにこの名前が付けられました。思考や認知の方法に通常とは違う奇妙さがあるのが特徴です。統合失調症的な行動パターンはあるものの、統合失調症を発症することは成人にはほとんどみられません。

認知や行動に奇妙なパターンがあるこのA群のパーソナリティ障害は、他人との関わりを求めない傾向があります。思考パターンが突飛なので周囲の人に理解されにくいです。このとき、性格としてそういったパターンがある時と区別する必要があります。妄想性の場合は人に根拠なき悪意を持たなければパーソナリティ障害とは認められません。統合失調質の場合は統合失調型パーソナリティ障害とくらべて現実認識において問題がないことから、症状に気づきにくいという特徴があります。それに対して統合失調型はエキセントリックな迷信を妄信したり、幽体離脱などを経験していることがあります。

TOP